中西まゆみさんの「豊かさにつながる手間と仕事」の話(5/5)- 「後悔はしてない」

2019.03.17コラム

5月から毎月最終火曜日にオノベカにて開催しているトークイベント「働く女」
昔は結婚して家事をし、子どもを育てることが女性の生きる道だとされていましたが、今では女性の生き方も多様化しています。
そんな女性のキャリアについて実際に諸先輩方にお話を聴きたい!と思い始めた会です。
ゲストはテレフォンショッキング形式で決まります。
11月に開催した、第6回目のゲストでテーブルコーディネーターの中西まゆみさんのおはなし全5回の最終回です。

今回はテーブルコーディネーターとして独立するときのこと、そして、「働く」と「女」についてお伺いしました。

前回までの分も併せてご覧ください。

第1回 もじもじちゃん、アイドルになる

第2回 大失恋ののち、出会えてよかった

第3回 サンドイッチが買えなかった

第4回 テーブルコーディネートは「見る」ものじゃない

「いつか」は来ない

40過ぎても働いてることも楽しくて、結局はバリバリ夜遅くまで働いて、だけどすごいストレスでした。
色んなひとから相談をされるタイプなので、後輩の相談に乗ったり、「じゃあ飲みに行こうか」って終電で帰るっていうことをずっとやっていていました。いつかはテーブルコーディネートを仕事にしていきたいなと思ってたんです。
だけど「いつかいつか」って言っていても、絶対その「いつか」が来ないと思ったので、最後には会社を辞めています。
辞めるきっかけが何かあったっていうわけじゃなくて、年齢とキャリアを重ねていったら、会社の中でもそれなりのポジションに立つことになってくるわけですよね。
安定はしてるけど、仕事の相手も男性がが多くて本当に男社会で、社内でも男性と肩を並べて競い合っていくのがわたしの本当の幸せなのか、それとも女性ならではの感性をを生かしたお仕事、女性にしかできないお仕事をするのか色々考えて結局辞めるという決断をしました。

正直不安になることも沢山ある、だけど後悔はしてないかな。
わたし「折角女性として生まれたから」っていう言葉が好きなのね。
中身は男っぽいところもたくさんあるんだけど、ちょっとした仕草に気を遣うとか、話し方、喋り方、言葉遣いに気を遣うことや、女性であるということを楽しんで暮らしたいなっていうのがあって。

働くとは?

働くとは、わたしにはなくてはならないものかな。
会社で雇われるにしても、自分でやるにしても、一人間、一社会人として自信を持って居続けたい。
そのためにはお金を使うこともそうだし、どこかに出て言ったときに「何々の妻です」とか、「何々ちゃんのお母さんです」っていうだけじゃなくて、堂々とお金を使って、自信を持って自分のことを語れるためには仕事が必要だと思いました。
働いていれば達成感もあるし。仕事で得られることってお金だけじゃないですよね。
今まで働いてきていたからこそ、色んなひとを見て、色んな経験させてもらって、たくさんお金をもらって、嫌な思いももちろんしてきました。
だけど、それがあるから、人格としていいか悪いかは別として、今のわたしを形作っていると思うので、働くということはなくてはならないことかな。

女とは?

やっぱり男性には男性としてのあるべき姿、女性には女性としてのあるべき姿で暮らしていたいなというのがあるんです。
男は男らしく、女は女らしくっていう昔の考え方なんだけど、そうすることで社会って成り立ってると思う。
そうは言っても、わたしも女性っぽく見せてるけど、中には男性みたいなところもありますよね。
女なんだけど、実は両面を内に持ってるっていうのが、自分で言うのもおかしいですけど、人間としての厚みだったり、魅力に繋がると思うのね。
見た目がいかにも女で、本当になよなよしてて、「女」っていうだけだったら、それは魅力的ではなくて、逆に女性的で憧れてたけど、喋ってみたらサバサバしていて気持ちいいとか、そういう両面があってこそなんだろうなと思います。
だけど、女として生まれた以上は、女性性は大切にしてほしいし、わたしは大切にしていたいですね。

<完>