石田香織さんの「好きなように生きる!」はなし(4/5)- 周りのひとを楽にする

2018.07.19コラム

5月から毎月最終火曜日にオノベカにて開催している「働く女」。女性の多様なキャリアについて実際にお話を聴く会です。

その第1回目のゲスト石田香織さんのが実際にお話しされたことをを5回に分けて連載いたします。

1回目 転機になった言葉

2回目 食ってなんだろう

3回目 お金の使い方を考える

 

楽しい連鎖

「働く」という語源も諸説あると思うんですけど、聞いたことありますか?「傍を楽にする」という考え方。

わたしも仕事をする上でひとを動かす立場にあるので、「働く系」の本を読んだり、セミナーに行ったりすることがあって、その中で、自分ではなくて、周りのひとや傍にいるひと、あるいは自分が所属している社会をちょっとでも楽にしてあげるというのが働くということなんだよとよく言われます。

「何のために働いているんだろう」ってみんな躓く瞬間があると思うんですけど、傍を楽にすることだと考えるとすごく簡単だと思うんです。

例えば、朝、会社で同僚や上司に挨拶するじゃないですか。その時に「今日のネクタイいい感じですね~!」とか言ったら絶対相手は喜ぶんです。それが働くっていうことだなとわたしの中では認識しているんです。

すごく難しいように思えても、今日は誰々さんをちょっとでいいから喜ばせてあげようとか、そういう意識でやっていくと、そういうものの小さな積み重ねで会社自体もよくなるし、自分も楽しいだろうし、相手ももちろん楽しいだろうし、「楽しい連鎖」みたいなものが起こって、「働くってなんだろう」って考える暇もないくら楽しい環境になるなじゃないかななんて考えているんですけど、どうでしょう?(笑)

楽しませるということがすごく大事だと思います。

 

女の強みは笑顔

女の強みは笑顔ですね。わたし、笑顔はすごく出すんです。

やっぱり難しい顔をして働いている女性がいても職場は明るくならないというか、わたしもたまには難しい顔しますけど。「おはよう」とか「お疲れ様」とか笑顔だけでハッピーになるひとは結構多いですよね。

それは女性の特権かなと思うのと、仕事的なことを言うと、やはり男性性の目線ではなくて世の中の消費のほとんどを作っているのは女性目線なんですよね。化粧品にしても、食べものにしても、コンビニのお菓子にしても、大体が女性目線で作られているんですよ。なので、繊細さを大事にしたいなと思いますね。

「未来をつくるワークシート」

どういう風に自分の未来を変えられるのかということで言うと、さっきした消費の話は少し外側の話だと思っていて、自分自身の内に向いたことでいうと、まずは考え方をちょっとだけ変えてみるということです。

よく言うのは、「思考が変わると言葉が変わり、言葉が変わると行動が変わり、行動が変わると生き方が変わる」というシンプルな考え方です。思考を変えるというところで、ネガティブからポジティブに変換するということがあります。

「〇〇を想像しないでください」と言われても脳は想像し、身体が反応するということの一番のいい例が、「口の上でレモンをぎゅっと絞ったのを想像しないでください」と言われたら、よだれでません?(笑)

想像しちゃだめなんだけど、口の上でレモンぎゅって絞られたら「めっちゃすっぱいわ」ってなりますよね。そのぐらい思考のパワーはすごいんです。レモンや梅干しが目の前になくても、身体が勝手に反応するんです。

なので、日常の思考をちょっとだけ変えてみるということが、内側に対してパワフルな変え方です。

そして、もう一つ、自分の思考に〇(マル)をつけてみるということです。

みなさんそれぞれ「わたしはこういう人間だ」という自分の認識を持っていると思うんですけど、その認識をちょっと言い換えてみる。

例えば、「わたし飽きっぽいんだよね~」というのは、よく言えば「わたし切り替えはやいんだよね~」という風に、ネガティブっぽいキーワードから少しポジティブに変えてみるということをしていくと、少しずつ自己肯定感アップにつながると思っています。

あとは、今まで「できない」とか「無理」と思っていたことを、「できるかも」という風に言ってみる。「できる」とは言わなくていいんです。よく自己啓発で「わたしはできる!わたしはできる!」というのも見ると思うんですけど「いや、できないし…」ってなっちゃいますからね。

そのときに「できるかも」くらいから始めると、いつの間にかできるようになっていたりするので、「かも」というのは今までの自分のイメージを破壊していくキーワードですね。やってみようかな?という風に思えてくるので。

最後に、明日からできるあなたの傍を楽にすることはなんですか?ということを是非描き出してみたら楽しいかと思います。

 

 

最後は質問コーナーです。