身につけられる絵をつくる – プラバン作家・シモオオゾノミホ インタビュー
ぷっくりつるっとした素材に、かわいい絵やデザイン。
9/14に実施するワークショップを前に、講師をしてくださるシモオオゾノミホさんへインタビューを行いました。
―プラバンの製作をはじめてどれくらいですか?
6年目くらいになります。もともとは栄養士として15年ほど働いていました。3人の子どもの母でもあります。
出身は九州の宮崎で、夫の仕事の関係で北海道に来ました。
―なぜ栄養士からプラバンへ?
小さい頃から絵を描くのがすきだったんです。プラバン製作でも様々な画材を使います。ポスカや色えんぴつ、絵具、アクリル、パステル…それぞれ完成が異なるんです。
それがわかるまでにもたくさんの失敗をしました。というものの、もともとものを作ることが好きだったんですね。栄養士をしていたのも、ごはんや給食を作るのがすきだったからだと思います。
フルーツアートを東京に通いながら習っていた時期もあります。プラバンでやっていこう!とどこかで決意したわけでもなくて、はじめてみたらはまってしまい、今に至ります。
今ではなくてはならないものになってしまいました。Instagramに写真をアップしたことがきっかけで講師や本の出版にもつながっていきました。
Instagramの反応は製作の参考にしています。自分がつくったものにコメントがあるとうれしいです。
―講座に参加されるのはどんな方ですか?
年代は20代から70代までと幅広いです。雑貨がすきな方や好奇心旺盛な方が多いように感じます。
―プラバンの魅力はどんなところですか?
自分が描いたものが小さく、色は濃くなり、思い通りの形になる。そうなることの面白味を感じます。
ただの絵じゃなくて、身につけられる絵になることも魅力です。プラバンに向くモチーフはみずみずしいもので、フルーツを作ることが多いですが、動物などリアルなものも作ります。作れそうだと思ったらまず写真を撮ります。
写真を見ながら絵を描くのが得意かもしれません。また今後も、プラバンの可能性を伝え、いろんな方を楽しませるものづくりができたらと思っています。
シモオオゾノミホさん、ありがとうございました!
▼プロフィール
シモオオゾノミホ(mimie)
プラバン小物製作。自分の絵が圧縮され、人工的で硬質な風合いになるのに魅かれ、作品を作り続ける。著書に『大人可愛いプラバン小物とプチかわアクセサリー』、『わたしのプラバンコモノ』。ヴォーグ学園札幌校、札幌道新文化センターにて講座開講中。
https://instagram.com/mihoshimoozono/